フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオ局の危機

渋谷で「大・大阪博」が始まりました。
東京の人の受け止め方は、「え?何これ?」という感じでしょうか。
「何かすごいことしますねえ。」と業界の知人から言われました。
目下のところ上々の滑り出しと言ったところでしょうか。
東急百貨店のK部長、おめでとうございます。


その後、JFNの役員の方に呼ばれて半蔵門まで行ってきました。
本イベントを告げる新聞の折込広告を見て連絡されてこられたのです。
で、今のラジオ業界が未曾有の危機に遭遇しているみたいな話になりました。
このままでは、ラジオはもうあかんぞ、とにかく新しいビジネスモデルを考えないと落ちぶれる一方だと悲観的な予測を語られました。
確かにJFNの中でも、議論は色々あるようです。
BSを使った衛星ラジオもやめる方向にあるというニュアンスも。
2011年に向けたデジタル放送の問題も、さしせまった課題となりつつある。
だが、肝心のラジオ局にその危機感がない。
確かに私の知るFM局も、他人事のようにデジタルラジオのことを語っています。
大丈夫かなと余計な心配をしているところです。
さてコミュニティFMの問題です。
今迄それほど良くもなかったのだから、これ以上悪くなってもどうってことないのかもしれません。
環境が好転することは考えられません。
又、ミュージックバードやJ−WAVEがコミュニティFMの面倒を見るなんてことはまず考えられない気がします。
ラジオ局に好材料は今のところ何もないと思います。
デジタル化されたからといって、何のアドバンテージも生まれないのではないでしょうか。
コミュニティFMの生きる道は、従来のラジオ局が生きてきた道とは次元的に違う、私の推測ですが多分間違ってはいないでしょう。
もっと違う何か、例えば「アメリカン・グラフィティ」のウルフマン・ジャックがDJしていた放送局とか、「グッド・モーニング・ベトナム」の戦時放送局とか、私がよく例に出す「波の数だけ抱きしめて」の海辺の放送局とか。
とにかく、今の放送局ではない、夢の中の放送局、それがコミュニティFMのあるべき姿ではないかと。
夢を失ったコミュニティFMは、単なる地域のお荷物です。
さながら、ろくに使われない市民会館のようなものかも。
そんな局ならない方がまし、とっとと潰せという意見もむべなるかなと。
本当、私も真剣にラジオの危機を考えないといけないのかもしれませんね。