フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

目標って?

コミュニティFMを作りたいと言う人は、今もたくさんおられる。
儲からないとわかっていても、自分の放送局を持てるということは無上の喜びなのだろう。
コミュニティFMをビジネスと考えない方がいいのかもしれない。
道楽、あるいはボランティアという無償の行為。
他で稼ぐ方法があって、放送局では儲けないというぐらいの気持ちでやった方が、かえってリスナーをつかめる結果になるかも。
儲けようとするから無理が出る。
基本的に持ち出しだが、毎月の売上が少しでも足しになればというスタンスだとどうだろう。
でも、これって、小劇場の役者の世界と同じだなあ。
舞台じゃ儲からないから、普段はバイトしたり、有名な人はテレビなどに出て出演料をかせぎ、その金を舞台に注ぎ込む。
それで、小劇場という文化は成立している。
コミュニティFMも、あるいはそういう構造を当然と考えるようになれば、新しい文化として機能するようになるかもしれない。
役者が自分の公演を手売りするように、コミュニティFMのDJが自分の番組を手売りする。
自分が儲けるためではない。
放送局を維持するために、自分の活動の場を保証するために手売りする。
コミュニティFMの目標って何だろう。
コミュニティFMという文化を作り出し、みんなの力でそれを豊かにすることだろうか。
まだまだ端緒についただけのコミュニティFM
絶望するのはまだ早い。