フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

包括的マーケティング

デジタルラジオの報告書をずっと読んでいるのだが、何だかよくわからないというのが実感だ。
イギリスのデジタルラジオの成功を念頭に置いて、今後の展開を図ろうとしているようなのだが、イギリスの制度がそのまま日本に適用できるのだろうか。
RABJ(日本ラジオ広告推進機構)による包括的マーケティングを担保すれば、デジタルラジオは必ずや成功する、という楽観論を関係があるのかどうかわからないデータを駆使して展開している。
私の率直な印象はそれ。
何だよ、包括的マーケティングって。
RABJが本当にそんなことできるの?
ついでに、コミュニティFMも中に入れて、ばら色の未来を描いてみろよ、と皮肉を言いたくなった。
デジタルラジオという形式は、ありなのだと思う。
電波の効率的利用ということにどれだけ寄与するかわからない。
そうなれば、当然アナログ放送は廃止すべきだ。
なのに、報告書には、アナログ放送は簡便なので災害の時のために残すべきなどと書いてある。
そんな理由のために電波の無駄遣いを放置するつもりなのか。
というか、電波の無駄遣いという観点から現行の電波行政を考えると、他にもいくらでも問題が波及する可能性があるので、矛盾を当面糊塗しておこうということかもしれない。
電波の効率的利用は、ラジオだけを見ていてはいけないのだが、何かそのあたり問題点が整理されていないような気がする。
私もできる限り、そのあたりをまとめないといけないと思っているところだ。