フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

FMが商売になった頃

FM雑誌の話の続きです。
FM放送がそれ自体で商売になっていた頃、FM雑誌は次々創刊されました。
「週刊FM」「FMfan」「FMレコパル」「FMステーション」。
レコードを買う人、ステレオを買う人、ラジカセを買う人、デッキを買う人、カセットテープを買う人、それらの層がFMユーザー(リスナー)と重なりました。
何しろ、団塊の世代がメインターゲットです。
マーケットは日々膨張しているというのがその時の印象だったと思います。
私の知っているコマ−シャルも、トリオだのサンスイだのオンキョーだのAKAIだの、今では名前を聞くこともなくなったメーカーが目白押しでした。
日本橋電器店が軒並みFM大阪からスポットを流していました。
昭和ケース音響、来た見た買ったの喜多商店、岡本無線にシマ無線、ニノミヤ無線に上新電機
でも、FMがFMであることで商売になったのは、80年代までだったと思います。
平成になって、FMはワン・オブ・ラジオにすぎなくなりました。
そして、ラジオ業界のメディアにおけるシェアは減るばかり。
さて、こんなマイナス条件の中をコミュニティFMはどう生き抜くか。
そりゃ楽じゃないと、これからコミュニティFMを作ろうと考えている人には是非思って欲しいです。