モア・ミュージック、レス・トーク

モア・ミュージック、レス・トーク、ＦＭの世界でよく言われた言葉です。
私は、３分間音楽をかけるなら、その後はしゃべりは１分以内にしろと先輩から言われました。
１分間じゃ何も言えないと考える人は、どれだけ時間を与えても何も言えない人だとも。
要は、リスナーのニーズが理解できているかどうか、なのかもしれません。
貴方の言いたいことをしゃべるのではない。
リスナーが聞きたいことをしゃべるのだ、と。
そりゃ、相手がゆっくり貴方の意見を聞きましょうという「構え」をしていたら、貴方は自分の思うことを一生懸命しゃべればいいのです。
しかし、相手が不用意なしゃべりは聞きたくないと思っていたら、その人が耐えてくれるのは３分もないはずです。
１分ぐらいなら我慢してくれるかもしれないが、それ以上はただ不快なだけということもありそうです。
コミュニティFMに、相手の呼吸をはかりながら、気持ちよく話を進めて行く芸をお持ちの方はあまりおられないでしょう。
だから、あまりしゃべりがうまくない人は、なるだけ１分以内に話をまとめることです。
それぐらいは、リスナーは耐えてくれます、でもそれ以上は。
コミュニティFMこそ、モア・ミュージック、レス・トークを習慣づけてみたらどうでしょう。
とはいえ、かけるCDがあまりないというのも悲しい事実かもしれません。
だからといって、その代わりに冗長なしゃべりをするというのは、自ら商品を毀損することになるのではと思わないでもありません。