フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

月商500万のコミュニティFM

24日の質問にあった、月商500万のコミュニティFMってどれぐらいあるのだろう。
昨年の7/5のこの欄にコミュニティFM年間の売上分布を書いているので引用する。


1000万以下:13社

1000〜5000万:54社

5000〜1億:57社

1億〜5億:25社

5億以上:2社


2年ぐらい前の資料だが、これでいくと月商500万(年商6000万)以上というのは、半分弱といったところか。
で、そういうコミュニティFMをどう考えるかとなると、これは一概に言えないと思う。


500万がすべて電波料として受取ったものなら、つましいが何とか経営は維持できるだろう。
電波料というのは、ほとんど仕入れがない。
代理店のマージンを引いても80%が粗利である。(全て直扱いなら100%粗利)
よほどの無茶苦茶をする経営者でなければ、しばらくは安泰だろう。
編成責任者がとてもいい人で、面倒見もよく、頭もきれるなら、こんな幸せな放送局はないだろう。
私がよく例に出す「波の数だけ抱きしめる」コミュニティFMといえよう。
しかし、これが制作費込みだったり、イベント費だったり、余計なひも付き売上だったりしたらちょっと大変である。
一般管理費にどうしてもしわ寄せがいく。
事務所は役所のスペースや親会社の施設を無償で借り、上司が出向で無給でいいのならまだ楽なのだが、必ずしもそうではないだろう。
しかも、売上の半分が、補助金的なものだったりすると、毎年4月になるごとに減らされたりしかねない。
だから売上額だけでは、どうのこうの言えないというのが私の意見ということになる。
資金がうまく回っていて、何の問題もないコミュニティFMに私は口をはさむつもりはない。
私の言葉等大きなお世話だと思ってくださるコミュニティFMが増えれば、それはそれで悪いことではないと思ったりしているのが正直なところだ。