フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

M&A

放送局もまたM&Aの対象であることは、今回のライブドア騒動で明らかになりはじめている。
金のないところは、金のあるところに経営権を渡す、資本主義社会ならあたりまえのことかもしれないが、日本人の感性には何か納得できないところもあるようだ。
さて、コミュニティFMの世界でも、合併とか吸収とか廃局とか、これから色々あるかもしれない。
自治体からの補助金が削減される中、そういった選択は不可避という悲観的な声も聞こえてきたりしている。
ただ、民間局なら、株の移動による経営者の交代というのはそれほど難しくはないが、三セクなどの公的な資本の入った局は、M&Aなどおいそれと乗れないようだ。
いわゆる責任問題というのが、常に発生する。
その責任はつまるところ、官僚組織のトップまで行きかねない。
だから、そんな責任問題が生じるなら、ごまかしごまかしコミュニティFMを継続した方がいい、などという判断も出てくるだろう。
やはり、責任問題が生じないだけの時間が必要なのかもしれない。
開局以来、せめて10〜20年ぐらい経たないと、すんなりM&Aなどの対象にはならないのではないだろうか。
今の三セクが目立つコミュニティFMM&Aなんて、あまり考えない方がいいということか。
前に、コミュニティFMの買収話を軽くしたが、実際にはなかなか難しいということのようだ。
そういえば、高松のコミュニティFMが合併されるらしい。
香川県は、コミュニティFMの世界では色々と先進的(?)な事例が目立つが、何か理由があるのだろうか。