フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ホームページ制作

5年ぐらい前、ホームページ制作は結構なビジネスだった。
私の知人が勤めていたベンチャー系のIT会社は、ホームページ制作を売り物に瞬く間に花形ビジネスにのしあがっていったのを思い出す。
大企業になると、バスに乗り遅れまいとでもいうように、億単位の金をサイト制作に使った。
売り手市場そのものであったということだ。
今では、そんな金を使う企業は数少ないだろう。
ホームページ制作ぐらいで、渋谷にワンフロア-借りるIT会社も減ってしまった。
サイトの制作にそんな金をかけるほどの価値はないという認識が当たり前になったということだ。
ITバブルに踊っただけとでもいうか。
コミュニティFMも小規模だが、この例とよく似ている。
コミュニティFMを作るには、できれば1億円ぐらい資本金がほしい、なんて話もあった。
放送局ができるたびに、結構なお金がコンサルタント会社や設備会社に流れ込んだ。
総額がでかいとマージンも必然的にでかくなるというわけだ。
だが、実際にコミュニティFMがそれほど儲かるビジネスではないということが喧伝されるようになり、こちらも、今ではそんなマージンが期待できなくなっている。
小さく作って大きく育てよう、なんて言葉もよく聞くようになった。
もはや、コミュニティFMだけで、コンサルも設備会社も維持できないのが現状だろう。
それがよかったのか悪かったのか。
今日も、どこかでコミュニティFM開局に向けて自分の貴重な時間を費やされている方がいる。
早く、低迷するファーストステージを離れ、セカンドステージへと歩を進めて欲しいと心から願っている。
しかし、最初に使った負債の大きさに、動きのとれない局も多いらしいが。