フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

実感

コミュニティFMのDJの皆さんの楽しみってなんだろうか。
多分、リスナーからの反応、手ごたえだろうと思う。
でも、それがどうやってわかるだろうか。
これが劇場などのように前にお客さんがいれば、その反応は手にとるようにわかる。
そういう場で鍛えられた人は、芸とは何か、人の心をつかむためにはどうしたらいいかが身体で理解できるようになるだろう。
コミュニティFMのDJは身体で何が理解できるだろうか。
メールが来る、ファックスが来る、後は想像するしかない。
リスナーはどれだけいるのか、自分の番組を聞いてどんな反応をしてくれているのか。
コミュニティFMでは限界がある、やはり広域放送でないと本物のDJはどうあるべきかがわからない。
そう思って、次のステージを求める方も多いことだろう。
その人たちにとっては、コミュニティFMはその第一歩にすぎないということになるかも。
コミュニティFMは単なる入り口、その向こうに本物の放送の世界があるのだと。
ならば、コミュニティFMは自分をそう規定してしまえばいいのだ。
ここは未来を目指すDJ志望の人たちの入り口だと。
入ってからは、自分で一歩でも上に上がれ。
リスナーがついたり、スポンサーがついたりしたら、それこそ次のステージへの道が開けるのだと。
番組を始めて、何ヶ月たっても何の反応もないようなら、もう次へ続く道はない、あなたの持ち時間は終わったのだ。
コミュニティFMだから、リスナーがいないのではない。
あなたが次のステージへ上がる能力が結局会得できなかったから、客もまたいないのだ。
未来へつながるような番組、毎回チャレンジしていますか。
自分が人々に受けられる、そんな実感があなたの中に生まれていますか?