フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ある開局

コミュニティFMの開局特番の時の話だ。
地方の名士が取締役にずらっと並び、番組の編成やイベント制作はある放送局からの出向者が務めていた。
もちろん、コミュニティFMに出向するような人材にあまり優秀な人はいない。
ただ、自分は放送のプロだという自負があるから、自分の思うような編成を独善的にしがちのようだ。
最初は、放送局の人だから言うことは正しいのだろうと聞いていた名士たちだが、開局が迫るにつれ、どうもこの人の言う通りにしていればまずいのではと思いはじめる。
経営者会議で、ひとりが突っ込む。
答えられないとわかると、皆で思いきり非難の嵐。
これぐらいのことがどうしてできないのだ!と叫ぶ人もいる。
もういい、あなたには頼まない。
てなわけで、ある人を介して私のところに話が。
とにかくこじれてしまった状況を何とかしてくれ。
話を聞きに言った私も、何故かその人と同じ種族と思われたのか、無理難題が次々に押し寄せて来た。
何を言っても聞いてくれないし、私が擁護することでもない。
とにかく、放送局の出向者が言うのだから、正しいと最初に勝手に判断した方が悪いのではと思う私。
だいたい、こうしないといけない等と、大上段に言う連中に限って、本質的な部分をまるで分かっていないことが多い。
混乱の渦中で、なすすべもないことほど惨めなことはない。
この話は長くなるので、又明日。