フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

赤字のコミュニティFM

あるサイトに、コミュニティFMの3分の2が赤字だと書いてあった。
黒字のところも、ほとんどが自治体の広報費に依存しているという。
民間オンリーで立ち上げたところはどこも四苦八苦。
こんなはずではの怨嗟の声があちこちから聞こえて来る。
それなのに、相変わらずコミュニティFMを作りたいと言う人が出てきたりする。
儲かりませんよと警告しても、何故か自信満々。
私がやるんですから大丈夫ですとか、金を出してくれるところがあるのでいい番組を作れば何とかなりますとかおっしゃる。
放送局を経営したこともないのに、その自信は一体どこから来るのだろう。
繰り返しておくが、番組を毎日作ると言うのは、本当に大変なのだ。
自分の中にどれぐらいストックがあるのか知らないが、毎日毎日番組を制作していたら、あっというまにそんなストックは消えてしまうだろう。
すごいスピードで放電してしまい、その後充電するのにどれだけ苦労するかほとんどの人は知ってはいまい。
売れる番組づくりなんか考える余裕もない。
どうすれば、もっと番組をみんなに聞いてもらえるかなんか、検討する場もない。
二十日鼠が毎日、車をぐるぐる回しているのとまるで同じ日々。
一日中動かしているつもりでも、自分はずっと同じ場所にいる。
疲れだけが残る。
それでいて、会社は赤字。
報酬もろくすっぽもらえない。
おそらく発想の転換しか、コミュニティFMには残っていないのではないか。
今までと同じように放送を考えている間は、コミュニティFMのビジネスモデルは破綻したままだと思うのだが。