フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

最初は損してもいいと言ったのに 2

さて、昨日とりあげたコミュニティFMのオーナー、確かに最初は赤字覚悟、自分の財産で何とかするからと言っていたらしい。
ところが、毎年、毎年、赤字を計上するばかりで一向に売上が好転しないことに苛立ち始めたという。
営業担当を呼んで、どうなっているのだ、ちゃんと営業はやっているのかとハッパをかけた。
営業担当は、オーナーの言う通りに番組も作り、営業活動もやってきた。
それ以上の売上を達成するには、オーナーの方針を変えるしかありませんと答えたという。
放送はこうあるべきだ、とかいうお題目だけでは番組は売れません。
スポットの引き合いなんかあるわけないじゃないですか。


彼は、そこでこうも言いたかったらしい。
最初は損してもいいからと言っていたじゃないですか。
自分の財産が減って来て、だんだん不安になってきたからといって、現場にあたりちらすのはやめてほしい。
それぐらいの覚悟しかないなら、最初からえらそうなことを言わないでくれ。
しばらくして、彼は辞表を提出した。
希有な人材が又ひとり、コミュニティFMの現場を去っていった。