フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

編成と営業

一般的に放送局というのは、編成の人間はあまり営業のことを知りませんし、営業の人間は編成の苦労を知りません。
こんなことが何故できない、などとお互いに批判しあっているような気がします。
微妙なバランスの上に、今の放送が行われている、私の率直な感想です。
コミュニティFMはどうでしょうか。
編成の人間は編成を知らず、営業の人間は営業を知らず、なんて言う人もいます。
お互い知り合う以前の問題かもしれません。
というか、買ってくれる人がいれば優先するしかないのが今のコミュニティFMかもしれません。
怪し気な宗教団体であろうと、どこかの政治団体の一方的な主張であろうと、金さえ出してくれるのなら、多少のことは目をつぶってという面もあるのではないでしょうか。
私の経験では、例の豊田商事を考査で認めるかどうかというのがありました。
現物の金を売るのでなく、権利を売るのですから、大丈夫かなどと言う話でした。
私も、大阪第三ビルにある本社にプロモートに行ったことがあるのですが、実にうさん臭い感じで、それ以上の営業を躊躇したことがありました。
そういえば、当時は消費者金融も軒並み広告謝絶という状況でしたね。
今ではテレビも洪水のように消費者金融のスポットを流しています。
あの時の、きっぱりした態度はどこへ消えたのでしょう。
私は例えコミュニティFMだとはいえ、下手をすると公序良俗に反しかねない広告を流すのは遠慮した方がいいと思っています。
とはいえ、背に腹は代えられずと言う人もいるので、編成と営業という対立構造だけで考えることはできないかもしれませんが。