フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ボランティアじゃもたない?

もう10年近く前のことだ。
あるコミュニティFMが開局し、私の関係者が制作をしていたので見学に行かせてもらった。
経営されている方は、地元の商工会議所関連の人で、放送局を作れたことをとても喜んでおられた。
掲示板には、たくさんの人の名札が貼られていた。
みなさん、私達の趣旨に協賛し、100人を超える人がボランティアに来てくれています、とその人は話されていた。
何か、どこかの塾みたい。
そう、地域の学習塾みたいな乗りだった。
でも、ボランティアはいいんだけど、これ管理するのって大変じゃないですか?と私はつい水をさすようなことを言ってしまった。
ボランティアって、どこまで責任がとれるものなのか?
また、同じボランティアに待遇の差をつけても許されるのか?
優先順位をつけても、誰からもそれは不公平だという声は出ないのか?
今は、仲良くやっています。
まあ、そのうち淘汰されたりするかもしれませんが・・。


放送局って、公共的な使命を負っているとはいえ、利益を追求する事業体なのである。
儲けを最大限に追求するために、ボランティアを利用しているという事実はないとはいえない。
これが、慈善事業なら問題はないのだが、営利事業なのだから果たしてボランティアの活用で矛盾は出ないのだろうか。
正直、どこかで燻っているものを感じたりするのだが、皆さんのところはいかがなものなのだろう。