フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

代理店の活用?

4年ぐらい前にコミュニティFMの営業入門というようなメルマガがあった。
2回か3回ぐらい発行して、休刊になったはず。
コミュニティFMの営業について教示しましょうというような内容だった。
私は興味をもって読ませてもらっていたのだが、疑問に思うことも多かった。
その中の一つが、コミュニティFMは広告代理店を活用しようという提言。
広告代理店はマージンさえ払えば、スポンサーを連れて来てくれる。
積極的に代理店と接触し、コミュニティFMの営業活動をしましょうというのだ。
気持ちはわかるが、それはおかしいと私は思った。
何がおかしいか。
広告代理店がコミュニティFMのために仕事をするわけなかろう、というリアリズムだ。
コミュニティFMのスポットにしてもタイムにしても、10万とか20万である。
マージンは多くても20%程度だろう。
ということは、コミュニティFMの商品を売っても、利益は2万とか4万だ。
そんな利益しかないのに、営業担当をつけられるわけないではないか。
せめて100万ぐらいないと、代理店は商売にならない。
営業するだけ、人件費が赤になる。
まして、コミュニティFMの社員なんか、素人同然だ。
そんな営業作法もろくすっぽ知らない連中と商売するなんてリスキー以外の何ものでもない。
そりゃ、コミュニティFMから見れば、代理店に何とか売ってほしいという気になるだろう。
しかし、代理店側は知ったことではないのだ。
もっとバジェットのでかい企画をつけて、提案しろよ、それでないと相手にできないよ、それが代理店の本音。
これでコミュニティFMの営業入門なんて書いていたのだから、経営がうまく行くわけないと思いませんか。