フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

生放送は合理的

質の良い番組にしようと思えば、録音番組がいいに決まっている。
取り直しもきくし、いいところだけを切り取って編集することもできる。
だが、時間もかかれば金がかかる。
人件費が一番出ていくのが放送業界、番組制作に手間や時間がかかればかかるほど出費は増えていく。
だから、コミュニティFMはなるだけ録音番組なんか作らない方が良い。
番組は生のみ。
時間のロスはないし、録音媒体も必要がない。
慣れれば、生放送の要領など自然に身につく。
アメリカのDJなんて生が当たり前。
トークラジオだって、生放送でどんどんリスナーと喋っていく。
日本人にはなかなかその要領がつかめないが、やはり文化的習熟度の差なんだろう。
きっと私達が知らないノーハウも一杯あるのだと思う。
コミュニティFMが、そういった生のノーハウを独自に開発していけばよいのでは。
前にハワイ・マウイ島の放送局の話をしたが、グァム島のような小さな島でもラジオ局は9局もある。
AM局が2局、FM局が7局あり、24時間放送を行っているのだ。
どこも問題なく経営できているのだから、日本のコミュニティFMが赤字でヒイヒイ言っているのは本当はおかしな話だ。
何度もいうが、放送局なんて誰でも経営できるなんて思っているから、こんな情けない状況になるのである。
少しはグァム島のラジオ局に行って、話でも聞いて来た方が良いと思う。
アメリカ本土に行くばかりが能ではない。