フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

リーダーシップ論

4/21に書いたことで、コミュニティFMの関係者の方からメールをいただいた。


環境を整えることはできても、人材までは供給出来ない。
放送局として自立できるかは、人材次第だ。


この部分に対して、「コミュニティFMの経営は、つまるところ「人」だと、
身をもって感じています。」という感想をいただいた。

以下、引用させて頂く。


実働部隊もそうですが、やはりトップがキーマンですね。
今さら、当たり前のことなんですが、やってみなくちゃ
わからない「難しさ」を、どう処理していくのか。
ハード・ソフト両面での知識はもちろん必要ですが、
素人集団であればあるほど、トップの人柄・・・
どんなふうに「人」に接し、「人」の気持ちや存在を
どう感じ取れるか、にかかっているような気がします。


地域の情報発信、災害時に役立つ情報源、地域活性化・・・
心地いい言葉を並べ立て、放送局をつくれば、あたかも
それができるかのような「錯覚」。
それに気づいたときの「無理」や血のにじむような「苦労」、
休むことなく番組をつくり続けていくために払われている
数知れない「犠牲」を、もっときちんと認め、それにどう
対処していくのかということを、原点に返ってもっと議論
すべきだと思います。



リーダーシップ論とでもいうべき、現場の方からの御意見。
コンサルタントが書いたコミュニティFMの経営の仕方とかいう冊子があるが、そこに全く書かれていないのが、経営者や放送責任者(編成局長とか)のリーダーシップのあり方。
そりゃそうだろう、放送局を経営した経験のあるコンサルタントなんてほとんどいない。
そこで、日々どんな業務があり、どういうリーダーシップが必要かなんて知るわけがない。
それに、コンサルの人は、よく言っていた。
放送局なんて、非合理的なことだらけ。
経営なんてバカでもできるし、社員も視野の狭い連中が一杯。
これで儲かっているわけだから、私が口出す余地はないでしょう、そう思いませんか。


コミュニティFMというのは、そういう放送局が歩んできた歴史の犠牲者なのかもしれない。
それほど、放送局って、何もしなくても儲かって来たのだから。