フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

荒れる掲示板

前に、放送局のサイトに「担当が何でも答える」みたいなコーナーを設置したと書いた。
担当は、リスナーとの接点を作り、できるだけ情報を公開していきたいと思っていた。
しかし、建て前だけの答しかできないということを実感し、いつしかコーナーを閉鎖せざるを得なかった。
「社内のことを、不用意に外の人間に話すな。情報を外に出す時は広報としての整合性を考えろ。」というのが、上司の意見だった。
もっともである。
会社としての情報の混乱は、たとえ担当が善意で始めたことであっても、後々禍根を残すことはよくあることである。
危機管理ができていない会社が、無闇矢鱈情報公開などをしてはいけない。
インターネットにおいては、更に最新の注意が必要になってくるだろう。
コミュニティFMのサイトによく誰でも書き込める掲示板がある。
調子よく、会話が成り立っている時はいい。
ちょっとした事故とか、不用意な発言とかで、こういう掲示板、あっというまに祭状態になりかねない。
最初は荒らし行為などするつもりもなかったネットユーザーが、ちょっとした神経を刺激するようなフレーズが返されたばかりに、とんでもない荒らし野郎に成り下がる。
個人的な掲示板なら、閉鎖すればいい。
だが、コミュニティFMのような公的な要素が少しでもある場合は、ただ、荒らされましたから閉鎖しますだけではすまない。
結局、そのような掲示板を置くこと、遡って、不用意にサイトを立ち上げたことさえ問題にされかねない。
結局、コミュニティFMの中に、ネットの管理能力のあるスタッフがいるかどうかにかかっている。
誰でもが、遊びでやれることではないことを胆に命じるべきだろう。