フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFM開局費用

コミュニティFM開局のためには、一体どれぐらい費用が必要か。
すでにいくつかの資料が作られているが、最低でも2000万ぐらいは必要ではないかと書かれているものが多い。
スタジオ代、放送設備代、送信系の費用、事務所設置費。
もちろん、高機能の放送局を作りたいなら、金はもっと必要になる。
資本金が一億以上というところもあるくらいだから、立派な設備を持っているコミュニティFMも存在するのだろう。
で、そういう風潮に異議を唱える人もいる。
コミュニティFMに、そんな高い放送設備は必要ない。
私なら、1000万以内、いや500万以内で放送局を作ってみせる。
確かに、作って作れないことはないと思う。
放送は設備でやるものではない。
やはり、人間的要素の強い、労働集約的な事業である。
いくら設備がよくても、いい番組が流せるわけではないのだ。
だから、放送設備なんかに必ずしも金をかけるだけが能ではない。
アメリカの放送局、特に田舎の局へ行くと、狭くて汚いところで、しかも一昔前の機材で十分放送を続けている。
面白くないというわけでもない。
スポンサーはついているし、リスナーも多い。
日本のコミュニティFMが何故業績が悪いのか、こういう局の人たちには理解することができないようだ。
リスナーは最大限何人いると見ているのか。
その人数に対してスポンサーはどれだけの広告費用をかけてくれるのか。
何の方針もなく、資料もなしに経営はできないはずだ。
今のコミュニティFM、自分たちが生き残れる材料、どれだけあると考えているのか。
どなたか、経営者の代わりに答えていただけないだろうか。