コミュニティFMと放送設備

今日、放送設備を販売している方と意見交換をしてきた。
顧客は広域の放送局がメインのようで、コミュニティFMも最近は増えているというニュアンスだった。
その中で、担当の方が話されたことが心に残ったので書き留めておく。


放送設備は、最小単位ででも500万はします。
やはり理解して買われるところは真っ当に経営をされています。
500万を投資した分を、経営努力で償却される、そんな普通のことが大事なのです。


大体ニュアンス的にはそんなところだった。
確かに、コミュニティFMが開局される時、放送設備に使う費用を真っ当な形で償却できると、どれだけの経営者が認識していることだろうか。
放送局を作る時には、これだけかかるものだと勝手に思い込んではいないか。
放送局の設備には、最低これだけは必要なのだと業者に言われて、深く考えもせず購入したりしてはいまいか。
知らないことを知らないと言えず、不必要なものを買わされたりしていないか。
放送局を作ることは、家を建てることと同じみたいな感覚でいいのだろうか。
建てて住んだら、少々不満でもそのうち慣れる。
住めば都というではないか。
そんな言葉を使って、自分を慰めているようでは事業とはいえない。
コミュニティFMをビジネスとして認識するためには、わからないものに平気で金を使うことは少なくともやめるべきだと私は思うのだが。