フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

県域放送がケアしない情報

コミュニティFMは地域情報を流すメディアだと言われている。
役所、消防署、警察、などの公的な情報や、地域の企業情報に文化情報。
商店街のお店情報。
これらを放送することによって、宣伝費をもらう。
これが、一般的なコミュニティFMのビジネスモデルだろう。
いわゆるナショナル・クライアントからの直接的な出稿などは、ちょっと考えられない。
超ローカルなクライアントのケアによって、金を稼ぐしかない。
しかし、その超ローカルなクライアントから、コミュニティFMは一体いくらもらえるだろうか。
比較されるのは、コミュニティ・ペーパーである。
地域の情報ばかりを集め、無料で各家庭に配ったり、店頭に置いてもらったりしている。
だいたい、毎月一回発行というペース。
一回発行すれば、各人がキープしてくれると思われるので、その間は次の号を作ることに専念できる。
大儲けというわけにはいかないが、何とか各地域で細々でもやり続けられるビジネスである。
対して、コミュニティFM
一番の違いは、放送は作り続けないといけないということ。
毎日、毎日、時間に追われるスタッフ。
企画を考えたり、クライアントと交渉したりする暇が相対的に少ない。
儲からないは、忙しいは、番組は中途半端、誰も聞いてくれない。
地域情報誌とは、基本的な違いがあるとしか言い様がない。
どうすりゃいいのさ、思案橋〜♪
地域情報だけで勝負するのって、やっぱり難しいのだろうか、コミュニティFMは。