フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの番組を買う人はいるか?

昨日のコミュニティFMの人も言っていたが、広域FM、つまり1千万人以上のリスナーを相手にする局も、2〜3万人程度を相手にするコミュニティFMも、実際にかかる費用はそれほど変わらないのだ。
規模にあわせた制作費で番組を作ろうとしたら、それはとてつもなくしょぼいものになってしまう。
実にみすぼらしい、チープなものになってしまうのだ。
そんなチープなものを好んで聞こうなんて誰が思う?
そんな番組をスポンサードしようなんて物好きがいるだろうか?
どうせ金を出すなら、ゴージャスなものを買いたいだろう。
県域のFM局がゴージャス・メディアなら、コミュニティFMはチープ・メディアだ。
それを同じ土俵に上げて、競争させても結果は見えている。
そんな土俵には上がってはいけないということだ。
チープなものは、チープな売り方をするべきではないか。
デパートの商品と100円ショップの商品は確かに違う。
しかし、デパートにも人は買物に行くし、100円ショップだって買物に行くだろう。
コミュニティFMは100円ショップだと思って、商品揃えをすればよいのだ。
ほとんどの商品は大雑把なものでよい。
しかし、邪魔になるようなものは並べるな。
少しはつかえそうなものを重点的に置けばよいのだ。
そして、ここが肝心。
そこでしか買えないものを、必ずどこかに置け。
ワンアンドオンリー、チープだけど必要、便利。
そんな商品開発、みんなでやらなくちゃ。
100円ショップは、そういった先人の血みどろの努力の上に、今の隆盛があるわけだから。