フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

苦闘するコミュニティFM

あるコミュニティFMの人からメールをいただいた。
参考になると思うので、その一部を転載させてもらう。


で、自己評価した結果経営の全体をCMに依存するのはやめようと決めました。
費用対効果の話に疲れたからです。
そりゃあ、番組は一所懸命作ります。リスナーも多少はつきます。
大きな問題は制作コストは(時間や企画捻出等のことです、ギャラではない)
電波の広い県域局とたいして変わらないのに
媒体価値自体は電波の広さに大きく依存する構造です。



よーく考えました。一番のウリは何か?
結局情報量だったのです。結構制作しながらも外には出ていたので、
お店の情報や、イベント情報等を雑誌よりも多く持っていることに気づき、
これをうまくウェブに再活用するようにしました。
ウェブサイトページビューも1万/月→5万/月になりました。



商業放送局の経営というと、CMに依存するのが常識だろう。
しかし、この人は、そんなもの期待しても無駄と割り切ったわけだ。
コミュニティFMには、そんな大きなラジオ局のやり方は通用しない。
ビジネスモデルが違うのだ、それに気づかないといけない。
で、ラジオCMの代わりに、インターネットを通じた情報提供で新しいコミュニティFMのビジネスモデルを作ろうとされているのだろう。
放送が主ではない、情報(通信)が主なのだ。
放送局として認可されれば、たちどころに儲かるという神話はもう終わりにしないといけない。
コミュニティFMの新しい生き方、その模索が始まろうとしている。
期待したい。