フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

放送マンはエージェント

リスナーが放送局に期待していることの一つに、自分の代わりに何かをしてくれるというのがある。
自分の代わりに、スーパーのお得な情報を探してきてくれ。
自分の代わりに、自分の知りたいニュースをもらってきてくれ。
自分の代わりに、今、巷で一番はやっている曲を探してきて、かけて聞かせてくれ。
自分の代わりに、道路の混み具合を警察に聞いてきてくれ。


つまり、放送マンをエージェントとして使いたいというニーズがあるのだ。
しかも無料で。
もちろん、このエージェントは自分にとって好ましい人、容易に感情移入ができる人でないといけない。
この人が言うのだから、そうなのだろう。
なるほどねえ、本当にこの人はいいことを言うねえ。
で、結論。
放送マンは、リスナーのエージェントになれ。
特に、コミュニティFMのような、地域情報がキラーコンテンツ(?)になるようなメディアは、エージェント重視を心掛けるべきだと思うのだ。
あなたが欲しい地域情報は、ぜひ当放送局の誰某にお聞き下さい、というイメージだ。
放送局全体でやるというのは、大層だから、出演者(ボランティアも含む)にエージェントであれと教育してみてはどうだろう。
とにかく、エージェントとして顧客をつかめ、顧客がつかめないような人は、放送局にはいらない。
ただ、だらだらと、誰でもが知っている地域情報を流してうざがられるより、エージェントとなり、顧客が待っていそうな情報を代わりに集めてあげた方が、放送局の未来はあるというものだ。
放送マンはエージェント、今日からでも局舎の壁にでも貼ってみてはいかが?