フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

スタッフの努力

コミュニティFMの方々から、メールをよく頂く。
今のところ、何でこんなこと書くんじゃ!と怒って来られる人はいない。
その通りです、何とかなりませんかという方。
コミュニティFMには限界があります、でも、私はこんな風に頑張っていますという方。
読みながら、身につまされる。
今、コミュニティFMは全国に160局ほどあるが、そこで働いている人は、本当に大変だろうなと思う。
自分達には未来がある、と心から思える人はどれだけいるのか。
いったい、このままここにいて、毎日同じことをしていていいのか、と迷っている人がほとんどではないのか。
展望が見えないのは、経営者も編成局長クラスも同じのようだ。
精一杯虚勢をはっているが、その実、こんな状態でいつまで持つのかを気にしているのがわかる。
早い話、局の責任者たちは、思惑はずれであることをひた隠しにしたいのだろう。
自分の考えが、間違っていたとは口が裂けても言えない。
ただ、自分ではない誰かに責任をおしつけるか、それとも景気が自分の予期した以上に悪くなったから仕方がないと思いたがるのだ。
そんな奴相手に、正論を言っても聞いてはくれないのは自明だ。
ボランティアの人のいら立ちもここにあるのだと思う。
とはいえ、責任者というのは、いつの時代も大変なわけで、その大変さがストレートにスタッフに伝わることは難しい。
スタッフの努力は認めるが、それだけでコミュニティFMが成功することはありえない。
やはり責任者の方々が、自分の誤りを客観的に凝視し、そこから新しいビジネスモデルを考え直すしかなかろう。
今のところ、そういう責任者の方からのメールはない。