フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

キューふるだけのディレクター

キュー、つまりきっかけを与えるのがディレクター。
はい、ゆくよ、指突き出したら、喋り出してねえ。
3、2、1、キュー。
「こんにちわ〜」


はい、番組終了迄、後1分半だから、最後しめてね〜、ほんじゃいくよ〜、キュー。
「いかかでしたか、今日の番組〜」


コミュニティFMのディレクターの指示なんか、たいていこれぐらいのものだろう。
確かにディレクションはあるのだが、演出的なものは何もなし。
後は、喋り手におまかせ〜。
これじゃあ、下手したら番組は単なる時間つぶしの手段にしかならない。
何でもいいから、流しておけ。
どうせ、誰も聞いてはいないし、スポンサーもないんだから。
ま、それぐらいの問題意識かな。
ディレクターの仕事といったら、キューふるだけじゃないはずなのに、それだけで満足しかねない人も多い。
実はこれ、コミュニティFMだけじゃないのだ。
私のいた放送局でも、たまに見学にいくと、ほとんどディレクターは演出らしきものをやっていない。
単なる、伝達屋になっている。
演出は、DJが自分でやれみたいなノリなのだ。
言われたことを消化しているだけなのではないかと思いたくなるディレクターの多いこと。
いつからこうなってしまったのか。
これぐらいでいいと思っているのだろうか。
どうも、納得ができない私である。