フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

情けないコミュニティFM

10万円程度の金もなく、新しい機器も導入出来ないコミュニティFMの多いこと。
一体、最初に使った下らない金をどう総括するのだろうか。
資本金もあったし、毎月の補助金もあった。
これだけお金がかかりますと言われ、深く考えもせずに使った金。
あれは何だったのだ。
その後、お金が入って来ると言われていたのに、何故一円も入って来ない?


前にも書いたが、今ではおとなしくFMのネットワークの中でキー局の言われた通りにしているFM局。
開局当時は、放送さえ始めればスポンサーはいくらでもつくと思っていた。
だから、キー局のネットは受けない、全部自前でやるなどと突っ張っていた。
現実に気づくのにそれほどの時間はかからなかった。
私が悪うございました、どうぞネットワークに入れて下さい。
何故、開局すれば何とかなるなんて思ったのだろう。
私自体は、その局の人と親しく情報を交換したことがないのでよくわからないが、他の局の人の話だと、単なる思い込みだったらしい。
放送はもうかる、という神話だ。
今でもこの神話は完全に消えたわけではない。
おれがやれば、コミュニティFMでさえ充分利益が出るなどという輩もいる。
ならば聞く。
てめえ、FMの営業やったことあんのか!
FMといえど、営業は文字通り地べたはいずりまわるような努力が不可欠だ。
番組さえ作っていれば、スポンサーは向こうからやってくるなんて思う根拠がわからない。
つげ義春「池袋百店会」、一度読んでみろと繰り返し言いたい。
営業を甘く見てはいけないよ。