フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

聴取率

昨日のゲリラ戦略が何故いいのかという話をしよう。
正規軍というのは、すべてが整っている。
軍服はパリっとしているし、兵站も充分だし、予算だって違う。
これ見よがしに行進するゆえに、見るものにその価値を認識させるのだろう。
対して、ゲリラ軍。
服装なんて、バラバラ。
どちらかというと普通と言うか、薄汚いというか。
目立っちゃいけないわけだから、見栄えがいいわけがない。
食料も、予算も充分にはない。
それでいて、正規軍と互角に戦えたりする。
つまり中味勝負になると、かえって見栄を張らない方が強いということだ。
頼るものは己しかない、一騎当千の気構えだってできるだろう。
今川義元よりは、織田信長であれ、という感じだろうか。


大体、ラジオなんてそんなに聞かれるものではない。
最近の聴取率調査を見ても、よってたかって10%行かないのだ。
一つの局だと1%前後。
2%行けば万々歳らしい。
しかも、その数字には2%程度の統計誤差が存在したりする。
そんなあやふやな数字を基に、勝った負けたなどとやっているのがラジオ業界なのだ。
コミュニティFMが聞かれないのは当たり前だ。
大体、今のラジオ局にこんなにスポンサーの予算が回るのが本当はおかしいのではないか。
もともとラジオなんかゲリラ的手法をとらないと、テレビには勝てないということなのだろう。
ゲリラのくせに正規軍ぶってはいけませんよ、東京のキー局の皆さん。
だから、コミュニティFMにも充分勝算はあるはずなのだ。
私が強く言いたいのは、そういうことなのである。