スポンサーの身になって

コミュニティFMの課題は、なかなかスポンサーが見つからないことだ。
タイムテーブル持って、番組買って下さい、スポット買って下さいと言っても、一体どんな効果があるかわからないのだから、おいそれとは買ってくれないだろう。
何か、的確な資料、持っている？
聴取率データなんかあるわけない。
無理したら調査できないことはないが、コストパフォーマンスがまるで合わない。
大都市のラジオ調査だって、それが本当に正しいのかどうかわかったものではないし。
大体、聴取率なんて、テレビの視聴率ほど優先して考えられているものではないのだ。
コミュニティFM程度なら、どういう人がどれだけの時間聞いてもらっているか、何となくわかるだろう。
クライアントも、薄々わかっているはずだ。
そんなにたくさんの人が聞いているわけはない。
まあ、あそことあそこの店が、たまにかけたりしているなあとか、車の中でチラっと聞いたことあるなあ、というレベルだろう。
数字がない以上、頼るのは印象しかない。
そういえば、そんな放送きいたことあるなあ、というイメージである。
その為には、やはり＜人＞を押し出すのが一番だ。
声質、喋り口、パーソナリティ、主張、何でもいい、相手に記憶として残るような魅力的な何かを持った人をレギュラー的に出すことだ。
どうせ、情報の内容なんてたかがしれている。
大事なことは、ワン＆オンリー、個性的であることだ。
スポンサーが納得するために、せめてそれぐらいは用意しましょう。