フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

制作会社

東京には、ラジオやテレビの制作会社が一杯あります。
放送局の下請けだけで、これまでそこそこの売上がありました。
このあたり、大企業の下請けと同じ構造。
大企業にぶら下がっておれば、中小企業のオヤジは安泰でした。


だが、バブルがはじけて以来、下請けだけでは昔の栄光はありません。
ラジオもテレビも、制作会社への発注額を大幅に減らしています。
余分に制作費を払って、剰余分をキックバックさせるプロデューサーの数も格段に減りました。
制作会社が昔のように、プロデューサーをケアさえしておけば安泰という時代ではなくなってきたと言えましょう。
要するに、放送業界から外部に使われる金が極端に減ってきたということです。
もう、そんな業界の周辺にいても、おこぼれ頂戴というスタンスでは生きて行けなくなったのです。
放送業界に金がまわっていないとすると、その下部構造であるコミュニティFMなんて話にならないことがおわかりでしょう。
もうこの業界、今のままでは未来がないのです。
制作会社なんかも同じ。
華やかに見えるテレビ業界も制作費のカットは尋常ではありません。
何を考えて、コミュニティFMなんかやる気になるのだろう、とつくづく思います。


とにかく、今までと同じスタンスで放送局に憧れるのはやめた方がいいです。
飾りを取り除いた放送局の姿を、貴方も私も、もう一度再認識すべきだと思いますね。