フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

つぶされたコミュニティFM

関東にあるコミュニティFM
開局の頃、やや過激な番組内容で若い人たちから支持されたりしていた。
3年か、4年ぐらい前のことだ。
普及し始めたインターネット掲示板なども使い、活発に情報が飛び交っていた。
一見アナーキーというか、ゲリラ的というか。
これも個性の一つだなあと、私もそれなりに評価していた。
しかし、よくこんな放送を上層部が認めるものだ、という危うさも感じていた。
経営者がよほど寛容であるか、これも戦略のひとつと割り切っているのならいいが、単に知らないだけだとしたら、困ったことになりはしないかと。
しばらくして、さざ波が立ち始め、やがてそれが津波となって番組を襲った。
一瞬にして番組が一方的に終了した。
経営者の傀儡みたいなディレクターが現れ、ゲリラ勢力を一掃してしまった。
残ったのは、どこにでもあるような勘違いノーマル番組。
こんな内容なら、普通のFMの方が数段面白い。
正攻法でやってもリスナーなんて獲得出来ないから、ゲリラ的手法をとったのではなかったか。
案の定、リスナーは一人減り、二人減り・・
バカだなあ、経営者は何を考えているのだ。
コミュニティFMの生きる道。
それはゲリラであり、無手勝流。
つまり、普通のFMがやらないことやる。
金もないのに、正規軍と戦えるわけなかろう。
公序良俗なんて、こだわっていちゃ戦争に負けるぞ!