フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

話し上手

話し上手という人がいる。
こういう人は、決して自分勝手にしゃべってはいない。
相手の心の動きをはかり、自分との精神的距離をコントロールしながら喋っている。


話し上手は聞き上手ともいう。
聞き手の気持ちが充分に理解できるから、話し上手にもなるということだろう。


放送局の喋り手なら、話し上手だろうと思うのは大間違い。
自分を表現したくて仕方がない、受けたくて仕方がないという連中がなりたがるのが放送マンだ。
聞き手がどんな気分で自分の話を聞いているか等、プライオリティ的に言うと随分下である。
自分が、どれだけ見事にしゃべるか、見事に話を伝えるかにどうしても気を取られ過ぎている。
コミュニティFMなら、尚更である。
基本もできていないし、自分の欠点にさえ気がついていない。


あるタレントさんの言葉を思い出した。
学校なんかで教えているアナウンサーとかタレントさんとかいるだろう。
だけど、そんな人を教える余裕があるような人は二流なんだよ。
本当に今の時代に受けるような話ができる人は、忙しくてそんな時間はない。
だから、学校で教えられていることは、すでに受けなくなった話ばかりになるんだ。
昔、自分が受けたことを基準に話す人ばかりだから、結局ずれたことばかり教えることになるんだ。


コミュニティFM、そういえば、ほとんど一昔前のずれた話し方が目立つ。
あなたの局ではどうだろうか。