フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

波の数だけ抱きしめて

ホイチョイプロの作った映画の中で一番好きな作品が「波の数だけ抱きしめて」だった。

鎌倉のミニFMが、トランスミッターを使うことによって、広い範囲で聞けるようにしようという涙ぐましい努力をする。

織田裕二も、中山美穂も素敵だった。

音楽は、ジョン・デビッド・サウザーだったり、カーラ・ボノフだったり。

いかにも、海辺にあるFM局という感じでとてもよかった。

その頃、私はバリバリのFMディレクターだったから、その形態に憧れたものだった。
こういう放送局って、いいなあ、やりたいなあ。

その後コミュニティFMという放送局が認可されるようになり、本来なら私が憧れたような放送局が一杯できているはずだったのだが。

今のコミュニティFM、ちっとも楽しそうでない。

理由は、金がない、人材がない、音素材がない、情報がない。
経営している連中も、放送局のマネジメントを少しもわかっていない。

放送局なんて、認可されればいくらでも儲かるなんて思っていた人も多い。
利権だと思って群がってきた連中の数も尋常ではなかった。

あげくの果ての、挫折、空しさが今のコミュニティFMを覆っているような気がする。

どうしたらいい?

そう、私はそれをこの場で書いてみたいのだ。