フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

週刊エコノミスト

週刊エコノミスト8/10号に、「【特集】中高年リスナー回帰続々 ラジオ復権!」とあったので、早速読んでみた。
内心、中味大してないのではと危惧していたのだが、その予感は見事にあたった。
どこが中高年リスナー回帰続々だよ、と叫びたくなるものだった。
見出しに、
・「ラジコ」がもたらしたラジオ新時代 
コミュニティFMの先進性
・放送局もつぶれる時代 問われる作り手の覚悟 
・「つぶやきながら」「書き込みながら」ラジオの新たな楽しみ方 
等とあれば、ちょっとは期待するではないか。
しかし、読んでみればおわかりになると思うが、独自の視点は何もなし。
すでに、どこかで紹介されたようなものが羅列してあるという印象なのだ。
この特集のどこから「ラジオ復権!」という結論が出てくるのか教えてほしいぐらいだ。
コミュニティFMの先進性」に至っては、CSRAのインターネット放送がコラム的にとりあげてあるだけ。
インターネットでラジオが聴けるのを「先進性」と呼ぶ人はおられるのかもしれないが、私的には何ともはやである。
最後の「つぶやきながら」は、もちろんツイッターとラジオの話。
著者はTBSラジオ「Dig」木曜日に出演している荻上チキさんだったので、何か示唆的な内容はないかと探したが、既にこの欄でも私が書いたようなありきたりの話で終わっていた。
せっかく、ラジオの特集をしていただけるなら、もう少し編集方針を明確にしてから取り組んでほしかったと残念な気持ちでいっぱいである。
とにかく誌面を埋めればいいという態度が作り手側にあるのかもしれない。
ラジオ番組にも同じように、言葉や音楽で適当に時間をつぶせばよいという姿勢が目立ったりする。
困ったことである。