メディアの黙殺

体調を崩し、しばらく静養させてもらっています。
個人的なことですが、昨年来いくつかのトラブルが発生し、その後処理に追われております。
今年からあまり無理はしないようにしようと思っていますが、相手のいることなので思い通りに行くかどうか。
さて、原口大臣、今日も記者会見でクロスオーナーシップについて言及したそうです。
ですが、今のところ日本経済新聞以外は記事にしていないようです。

原口一博総務相は19日の閣議後会見で「新聞と放送、様々なメディアを同一資本が一色で支配することは言論の多様性に問題がある」と述べ、新聞社による放送局への出資など「クロスオーナーシップ」のあり方を議論する考えを明らかにした。

自分たちに都合が悪いことは黙殺するという印象さえ与えかねません。
メディア業界の構造改革など、まるで考えられないとでもマスコミ業界は言うのでしょうか。
私は新規参入が、今よりもっと容易になることを望んでいます。
どこかのメディア社が、既得権化させて新規事業者を阻むという構造を変えるべきだと思っています。
しかし、メディア業界、今や青息吐息の経営状態。
こんな時に、新規参入されてたまるものかと思っているのかもしれません。
自分たちが考えたことは、その通りにできると変な自信を持ってしまっているマスコミ経営者。
私から見たら、ゼネコンもマスコミも大して変わりません。
検察VS小沢などという視点からしか、現状を分析できないマスコミというのも情けない限りです。




フリージャーナリスト、岩上安身さんのtwitterにはこんなメッセージが。
「クロスメディアの禁止、これから先、大変ですよ。大手5社だけの問題じゃすまない。地方はもっと寡占支配です。これ、実は戦時の遺産。風穴、開けられますか。」
地方は確かに寡占化が激しいのは事実です。
地域の有力者がメディアを独占するという傾向、今も続いているような気がしますし。