フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

開局〇〇年

聴取率1位のスポットに疑問を持ったのだが、考えたら今大阪の2つのFM局がしきりに告知している、「開局〇〇年」というのもどうなのかな。
FM802は「開局20周年」FM大阪は「開局40周年」。
でも、そのフレーズは何を訴求しようとしているのだろう。
確かに差別化には使える。
同じような局はそれほどないのだから。
「あ〜、そんな年になったんだなあ、ほんと大きくなって〜」
子供が大きくなったのを感慨深げに語るようなものか。
だけど、これも他者が言うものであって、自分が言うものだろうか。
「おかげさまで、私も今年で40歳です。」
「誕生日はいついつです。イベントやりますからお金を持って来て、祝ってくださいね〜」
そういう商売のやり方はあり!なのかな。
少し前なら、広告代理店も商売機会到来ということで、積極的に企画化し、クライアントにプレゼンしてくれたのだろうが、最近は面白ければ売ってあげてもいいですよ、というスタンス。
開局〇〇周年と言っても、局の力でできることなどたかがしれているのか、どこも大したプランは出てこない。
イベントも、いつもより少し豪華というぐらいが関の山。
大阪にある全ホールをジャックなんてことは、今の時代まずできない。(かってFM大阪が開局10周年の時にやったような気がするが)
何はともあれ、スポットやジングルで「20th Anniversary」とか「40th Anniversary」とか言うのも、聴取率1位同様、リスナーにとっては煩いだけかもしれない。
他者から祝ってもらえるのはいい、でも自分で言うな!かな。
そんな発想、日本的すぎると言われれば、何もいえませんが。