目標

朝から晩まで、毎日毎日電話でアポをとり、出かけて行っては説明する。
どうしてそこまでできるのか、営業とは本当に大変だと思われる方も多いと思います。
確かに、これらの作業を一種の苦行だと思ってやっていたら、多分ほとんどの人は続かないと思います。
奴隷が解放される保証もなく、毎日毎日船を漕ぐようなものです。
そこには絶望しかなく、後は自分のマインドを殺してしまうしかなくなります。
いわゆるアパシー、自分の意思などどうでもよくなる状態になるしかありません。
これを苦行と思わない、目標を達成するために必要な行程だとポジティブに受けとめられるかどうかです。
藤田晋さんには目標がありました。
世界で活躍できる会社を自分の力で作り上げることです。
ある登山家が、辛い思いをしてまで何故山に登ろうとするのかと聞かれて、「山がそこにあるからだ」と答えたという逸話がありますが、営業活動も同じようなものがあるのではないでしょうか。
目指す会社（事業）がそこにある、そのために必要なことをするのは当たり前のことだと企業家なら言うでしょう。
適当な気持ちで山歩きしているだけでは、事業などうまくいかない、誰もが簡単には登れないような山、簡単には作れないような会社、それを実践するには、日々の努力は当然ということだと思います。
要は気の持ちよう、あるいは志（こころざし）。
目標を持ったものは強い、何故なら日々の行いに迷うことはないからです。
迷う人は、目標を見失っている人です。
どうしていいのかわからない、私は何のためにこんなことをしているのか、こんなことをするために私はこの会社に入ったのか・・・。
コミュニティＦＭにしても、元々どんな目標を立てていたのか、その目標に向かってどんな努力をするつもりだったのか、それを再認識することが今の迷いを克服する方法ではないかと思います。
目標って、何だったのか？
私も日々、自分の作業の中で考え続けていることです。