薄氷

選挙の後に地獄がやってくる。
ある放送局の営業担当役員の言葉です。
いえ、民主党が政権をとったら、大混乱が起きるという話ではありません。
8月は何とか選挙特需で売上予算を達成したが、9月以降は全く見込み立たずで困っているということです。
ラジオ業界、これからどうすればいいのでしょうか。
半蔵門にあるJFN各局の支社が入っているFMセンター。
最近、お邪魔するたびに様子が変わっています。
ローカル局の支社同士が同じスペースに入ったり、実質的に合体したり、その結果部屋がどんどん空いていきます。
先日は、ついに１階受付を廃止。
オートロックのマンションみたいなシステムになり、カードを持っていない私は不便で仕方ありません。
経費節減、仕方のないことかもしれませんが、もう元の状態に戻ることはなさそうです。
今年の10月の改編、更に全体が縮小傾向になることは避けられないと聞きました。
多分、来年の4月改編、もっと進むなどという話も。
それまでに景気の回復があるのか。
しばらくは薄氷を踏む思いのラジオ業界ということなのでしょう。