フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

断片

ラジオを聞いている。
今、私と同じように、このラジオを聞いている人もいるはず。
その人と、私をつなぐものは何なのだろう。
今、ラジオで喋っているDJ、彼はその人と私の橋渡しをしてくれるのだろうか。
それとも、刹那的なつながりとして機能するだけなのか。
ラジオを聞いている。
その行為が、それ以上どこへもつながらないとは思いたくない。


TVがラジオスターを殺す。
そんな歌もあった、それは悲劇なのか喜劇なのか。
でも、ラジオスターは淡い空気の中に生き残った。
ラジオは衰退メディアだという声が聞こえる中、ラジオスターは今もどこかで生まれているかもしれない。
ラジオスターは殺されない、いつか消え行くことがあっても・・・。


で、ラジオって何?
今、あなたがラジオと思っているものは、本当にラジオ?
あなたがFMと思っているものは、かって私が聞いたFMと同じなのか?
同じ言葉を使って、全く違う世界でローリングしているだけではないのか。


今夜もラジオを聞いている。
そこにはチャロがいて、深夜のラジオ便が出ていく。
もう、私が彼らと一緒に銀河鉄道に乗ることはないだろう。
またそれを、後悔するほどの時間的自由も私にはない、それがとても悲しい。