キッザニア甲子園

西宮市にあるららぽーと甲子園に、3月27日キッザニア甲子園が生まれるそうです。
キッザニア、東京では子供達に大人気で、なかなか予約がとれないという擬似仕事館です。
場所はららぽーと豊洲にあるのですが、そんなところに高い金はらってまで行くのかと思ったのですが、子供達には仕事の体験というのは意外とスリリングのようで連日盛況だと聞いています。
その中に、ラジオ局として参加していたのがJ-WAVE。
そんなにメリットがあるとは思えなかったのですが、一つの宣伝媒体という位置付けで今も続けておられるのでしょう。
で、キッザニア甲子園はどうするのかと思っていたら、同じJFL系列のＦＭ802が参加するようです。
東京に出店している企業は、今のところ甲子園にも出店するというスタンスのようで、J-WAVEの代わりにＦＭ802が出店することになったのではないでしょうか。
ま、これで当面はＦＭ802にキッザニアのスポット出稿が期待できるわけですから、多少の投資は仕方がないと考えられたのでしょうね。
ただ、東京で成功したから大阪でも成功するとはいえないのが世の常。
わざわざ働かせてもらうために関西人が3000円も使うでしょうか。（ちなみに、キッザニア東京は休日で大人2,000円、子供3,000円）。※
最初は、やはり招待券などで、人集めから始め、そこからリピーターを増やしていくという構想なのかもしれません。
個人的には、成功してほしいという気もしますが、難しいかもしれないなとも思っています。
廃止が取りざたされている「私のしごと館」の悪いイメージとちょっと重なるような感じもありますし。
さて、キッザニアにブースを設置するというＦＭ802、成算はあるのでしょうか。
記者会見の記事では、「子供の頃からラジオに親近感を持ってもらうという意図から出店することにした」という趣旨のことが書いてありました。
同時に出店している企業へのデモンストレーション的意味もあるとのことでしたが、スタッフを派遣したりしないといけないので、果たしてペイするものなのかどうなのか。
記者会見を報じた記事には、今期の赤字は覚悟しているという表現がありましたが、関西地区の聴取率ダントツの第一位と喧伝されていても、不景気には勝てなかったというわけでしょう。
自社制作率100％に近い数少ないローカル局の一つなので頑張ってほしいとは思いますが、口で言う以上に大変なことだと思います。
今年は創立20周年で、大いに盛上げないといけないのに、そのための金が集まらなければ祝賀気分もさめてしまいますし。
キッザニア甲子園、さてどうなりますか、期待しながら見守りたいと思います。


※サイトで調べると、入場料は子供（3―15歳）が3300―3850円。同伴する大人（16歳以上）は2000―2100円のようですね。対象年齢が東京とは微妙に違っているようです。ついでに6月までの予約カレンダーを見ると、土日は一応満員マークが一部を除いてついていました。