フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

音声プログラム・2

さて、その後飛行機で移動したわけですが、驚いたことに今月のANAのプログラムからミュージックバードの名前が消えていました。
他のチャンネルも見てみると、何か前と微妙に違っていたのです。
邦楽の新曲チャンネルだった5chが「Hot Music A−Line」に、洋楽の新曲チャンネルだった6chが「Cool Cuts」に変わっていました。
あれ〜、レコード会社とのタイアップをやめたの〜?
ひょっとしたら、音源の納入会社(制作会社)を又変えたのかな〜。
制作費カットの時にこんなことよくありますよね。
例えば今まで30万でやっていた制作会社に20万円でやってよ、と依頼。
ええ〜無理ですよ〜、それじゃまともな選曲できませんよと言うと、ならいいよ、他に頼むから。何とかというところは、20万円でいいですと言ってるし〜。
そうなると、制作会社には二つの選択が。
なら、そこでやってもらってください、私どもではとてもその予算では無理ですと断わるか、わかりました、その額でやらせてもらいます、30万がゼロになるのは困るので、という二つです。
ただし、しばらくすると発注者はまたこういうでしょう。
悪いけど、20万円も出せなくなった、何とか15万円でやってよ〜。
え〜、そ、そんなあ無理ですよ〜(以下繰り返し)
典型的な制作費デフレスパイラルですね。
最近のラジオ局でも、これと同じことがしばしば見られています。
こんなことで、いい番組が生まれるのでしょうか。
リスナーのニーズに対応できるのでしょうか。
ひょっとしたら、ラジオ局ってリスナーを馬鹿にしてませんか?
レコード会社から渡される新曲のサンプルを流していたら、リスナーは大人しく聞いているものだと思っていませんか?
AM局だとどうしているのでしょう。
番組の制作費カットは、今年になってますますひどくなっているようです。
下方スパイラルを止めようなどと誰も思っていない。
ただ、経費のカットと更なる売上の積み上げを営業現場に要求しているだけのように見えて仕方がありません。
さて、コミュニティFMの現場はどうなっているのでしょうか。
報告など、いただければ嬉しいのですが。