フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

連載・ラジオの時代

7月から朝日新聞夕刊に連載されているのが「ラジオの時代」。
第一部〜いまどこかで何かが〜と題されて、今日で第12回目だ。
残念ながら、ウェブサイトにはアップされていないので、現物を手に入れて読んでいただくしかない。
で、今日の紙面には「増えるコミュニティー放送局」と題され、コミュニティFMをとりあげている。
しばらく、コミュニティFMの話が続くそうだ。
ちょっと楽しみである。
紙面を少し抜粋。
「今や全国に217局もある。92年に市区町村を放送圏として制度化され、16年でここまで増えた。経営は民間会社か第三セクターだったが、03年度以降はNPOが目立つ。」
結局ビジネスとしてコミュニティFMは成立しないことが理解されるようになったので、NPOという形をとることが、関係者の協力を得られる早道という判断だったのだろうと私は思うが。
経営については次のように書かれている。
「年に2億も売り上げる局がある一方で、住民がボランティアで支え、赤字ギリギリの局が多かった。」
住民がボランティアで支えないと、コミュニティFMは成立しないということを示唆しているとも読める。
「意識はみな地域再生に向いていた。伝統のお祭りや地域スポーツチームの試合中継をはじめ、地域で生き直したいと願う人たちの、不ぞろいだが温かな番組」が多いという調査結果も出ているらしい。
地域再生の切り札にコミュニティFMを使うとなると、これは一放送局の問題ではない。
行政的な問題も絡んでくるし、産業振興の問題も絡んでくる。
さて、この連載、どこまで本質に迫れるだろうか。
明日は、「コミュニティー放送発祥の地、北海道を訪ねる」とある。


しかし、これから「ラジオの時代」がまたやってくるのだろうか。
来年のNHK朝の連続ドラマ「つばさ」がコミュニティFMを舞台に進行するということもあり、これからラジオのことがマスコミでも多くとりあげられるようになるかもしれない。
また、そうなってほしいと思っている。