フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

泰山鳴動して・・

携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」の報告書が出た。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39961.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080520/303191/
以上の二つの記事が比較的詳しかったので、一生懸命読んだつもりなのだが、正直言って何が決ったのかイマイチ理解できなかった。
辛うじて、こうかなと思ったこと。
V-HIGH(4〜12ch帯)は、全国向け放送、V-LOWは、地方ブロック放送に割り当てる。
後者は帯域を整備した後、コミュニティ放送に使うこともできる。
全国向け放送の事業者はハード系が1〜2、ソフト系は複数(2〜4)の事業者。
ただし、ハード系がソフト事業者を兼ねてもいい。
地方ブロックのハード事業者については、未定。(ほぼ全国放送のやり方を踏襲?)
後は・・・何だか分からない。
マルチプレックスの構想とどこが違うの?という疑問も。
これぐらいの報告なら、マルチプレックスをそのまま推進していてもよかったのでは。
で、この体制で民間にビジネスモデルを作れとでも言うのだろうか。
懇談会は、どうやれば新しいビジネスを創造できるかを討議する場所ではないだろうが、本当にこれで放送産業は成立するのかという疑問は起きなかったのだろうか。
無料放送を優先する、なんて何を言いたいのやら。
NHKはどうする気?
2010年には事業者を選定するということだから、これから利権の獲得争いが始まるのだろうか。
ただ、民間レベル的にいえば、ちょっと手を出しにくいなあという印象はぬぐえない。
とにかく電波だけはおさえてしまえという形で、放送業界が動くことは間違いないだろうが、さて勝算は?
私なら、しばらくウェイティングだけどね。
BSラジオの二の舞にならないことを祈ります。