フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

何ともはや

ある制作会社の責任者の方と話をしました。
昔はディレクターとして活躍されていた方なのですが、最近はもっぱら裏方なのだとか。
たまには番組を作りたいと思いませんか?と聞くと、最近はすべてデジタル処理なので私のノーハウが全く使えないんです。
今さら学習する気も起こらないので、今のままで良いと言われました。
そうですね、私もITの仕事をしていなかったら、DAWなるものにとっくに拒否反応を示していたでしょうね。
今や放送局はデジタルにパラダイムシフトしています。
アナログ時代に比べて格段に作業が簡素化されたという実感がありますが、それが良かったのかどうか・・・。
ところで、ある局のシステム管理者がぼやいていました。
ハードディスクの容量がますます不足している、現場の人間に不要なデータはその都度消してくれと言っているのになかなか消してくれない。
こうなれば強制的に消すしかないが、どう思うかと言うのです。
現場の人間というのは、少なくとも番組関係者だろうから、それはプロデューサーにさせることじゃないですかと私。
現場が言うことを聞かないというのは、プロデューサーの問題だと思うのですが、この局ではどうも違うようです。
プロデューサーは、DAWのことなど何もわかっていない、ハードディスクの容量の問題についても根本的には理解していないとしか思えないとのこと。
ハードディスクの容量というのは、使えば使うほどデータで埋まっていくのは当たり前です。
何を残し、何を消すか、あるいは別のディスク(orメモリー)に移すかは、グランドプランを持たない人には判断のつかない問題かもしれません。
これも一つのデジタルデバイドなのでしょうが、当事者が変に権力を持っている場合は扱いにくいことは確かでしょうね。
何ともはや、と思ってしまいました。