フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMなんていらない?・3

コミュニティFMで番組を作っている知人から聞いた話である。
今度の改編で、採算性のない番組は全部やめるという方針が決ったのだが、ついては貴方の番組もその対象である。
今のままでは番組を続けるのは難しい。
継続を要望されるのなら、スポンサーをつけてきてもらいたい、と言われたのだとか。
採算性?何それ?と思ったそうだ。
今まで局からは一円ももらっていない、むしろ自分が持ち出している部分もある。
それを採算が取れないから番組終了と言われたら、私の立つ瀬がないと言うのだ。
恩に対して仇で報うと彼はとらえているようだ。
それだけ、コミュニティFMは行き詰まっているのさと私は慰めたが、しかし、本当にそれ以外の選択はなかったのかと思わないでもない。
続けたければ金を払えと言っているようなものである。
そういうスタンスの放送局にするなら、そういう体制を作るべきだろう。
ボランティアから金を取るみたいなイメージを持たれると後で困るのではなかろうか。
とにかく、コミュニティFMを維持するためにはこれこれの金が要ります。
その金をどう集めるか、それをみんなで一緒に考えましょうという提案が局側からあってしかるべきだろう。
その場しのぎとしか思えない方針を外部の人間におしつけるのは論外ではないだろうか。
放送局は夢を売る商売なのだ。
夢を見失ったとき、放送局の生きる道は果たしてどれだけ残っているだろうか。