フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

デジタルラジオ考

今までこのブログでデジタルラジオについてどんな発言をしてきたかを、「デジタルラジオ」で検索して調べてみた。
ざっと50回ぐらい、何か書いている。
2005年ぐらいから始まって2年間ぐらい書いてきたのだが、この夏ぐらいから「デジタルラジオには興味がなくなった」という発言をして議論しなくなったような気がする。
今のままじゃ、デジタルラジオもCS-PCMやBSラジオの二の舞だと思うようになったからだ。
私が15年前にミュージックバードで議論していたことが、役者を代えて未だにやっているという感じだ。
デジタルラジオ番組を作ることはたやすいことだ。
デジタル化することによるメリット、デメリットは十分すぎるぐらいわかっている。
しかし、それでビジネスが成り立つのか、誰がそのデジタルラジオを聞きたいと思うのか。
例えば今のミュージックバード、バックにTFMが存在するから何とか持っていると私は思う。
普通の会社なら、とっくの昔に潰れていただろう。
ミュージックバードの存在価値がないわけではない。
ほとんどのコミュニティFMミュージックバードがコンテンツを安価で供給しているから体面を保っているのではないだろうか。
クラシック・チャンネルなんて、なかなかのものだ。
ミュージックバードと契約されている方のほとんどは、多分このクラシックチャンネルの愛好者達だろう。
とはいえ、ここまで来るのにどれだけの投資をしてきたことかと思うのだ。
先日セントギガを受け継いだWINJがついにというか委託放送事業者の認定を取り消された。
デジタルラジオをめぐる環境は少しも好転していない。
何を今さらデジタルラジオ
誤解されては困るが、私はラジオのデジタル化の肯定論者である。
ただ、業界人の議論が全く合理的でないことに失望を抱いているのだ。
よろしければ、今までの私の書いた文章を「デジタルラジオ」で検索してお読みいただきたい。
それを前提にして、私は少しまとまった「デジタルラジオ考」にしてみるつもりだ。
皆さんのコメントなど、今後とも寄せていただけると幸いである。