フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

リスナーのつかみ方

どうやったらリスナーをつかめるか、最近色々考えるようになった。
実際にラジオ番組の制作をやりはじめたからだ。
リスナーなんて、こうすればいくらでもつかめる、などと吹聴したいところだが、現役の頃からそんな答えに到達したことは一度もない。
リスナーを逃がす方法なら、いくらでも知っている。
ださい喋り、ださい選曲、ださい構成。
リスナーはまず耐えられない。
下手なしゃべりはまだ耐えられる、最悪なのはださい喋りである。
ださい喋りって何?
コミュニティFMなどの自分の意見や感想などを言う場面でよく遭遇する。
そんな話、聞きたくないよ、という反応とともにリスナーは去っていく。
フリートークなんて、素人にさせるものではないと思うが、まともな原稿がないのだからフリートークにならざるをえないのだろう。
何を言いたいの?もっとまとめてから喋れよ。
もちろん、私が最近考えているのは、そういう類の話ではない。
番組を作りながら、どうやればリスナーをこちらに振り向かせるかに迷っているのだ。
4月に聴取率調査があり、深夜の時間で0.3%だった。
他局もほぼ同じ水準だったので健闘はしたと思うが、できればもっと話題になりレーティング1位を獲得したいと思っている。
話題になるといっても、一つのラジオ番組が個人の力だけで注目されるのは至難の業である。
やはり、局全体で何らかの指針を作ってくれて、何らかのプロモーションをしてくれないと、インディーズ的な孤独な努力では限界がありすぎるのだ。
放送だけで話題になるだろうか?
マニア的に受ける方法は知っている。
現にそう言う番組を昔はよく作った。
だが、大きな潮流を作るのはインディーズ番組では無理。
芽を出すことはできても、それを局が育ててくれなければ枯れるだけだ。
コミュニティFMで孤軍奮闘している制作者の方も多いだろう。
もっと局がバックアップしてくれないと、リスナーなんかつかめないよと思っているのではないだろうか。
リスナーをつかむにはどうしたらいいか。
答えを持たない私が何を言えるのかと思いながら、しばらくその話を書く。