フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの社長さん〜社長の覚悟〜

コミュニティFMの社長さんに、総体的に足りないなと思うのは「この事業が失敗したら自分の人生はない」という危機感ではないでしょうか。
例えば、コンビニを経営されている方などは、経営に失敗したら自分も家族も終わりだという思いで毎日戦々恐々の気持ちでおられるでしょう。
自分の退職金をつぎ込み、金融機関から借金をし、店舗をかまえ、従業員を雇用する。
少しでも赤字だと、「ああ、どうしよう。このままだと下手したら倒産だ。」と自分の未来を暗いもののように考えたりするのが普通でしょう。
倒産の悪夢を何度見たことかと言われる方も多いかもしれません。
社長というのは、本来そういう悩みがあって普通なのです。
それこそ、社長の覚悟とは、そういう自分にどれだけ耐えられるかの勝負なのだと思います。
はたして、そんな覚悟をもって日々コミュニティFMを経営されている社長さんはどれだけおられるのでしょうか。
金融機関から借金をして、その連帯保証人になり、毎年赤字で利子を返済するだけでも精一杯。
このまま続けていけば、自分の家も財産もなくなる、そんな危機感を持って経営されている社長さんがいたら、今のようにのんびりしたコミュニティFMの状況はなかったのではと思うのですが、いかがでしょうか。
赤字が増えれば閉鎖したらいい、別に自分の財産をとられるわけではない。
そう思う社長と、赤字が増えれば自分の人生はないという社長が共闘できるはずもないでしょう。
JCBAでの総会では、そのあたりの意識が如実に出ると言われた方がおられました。
所詮、サラリーマン社長と自分の身銭を切っている社長の違いという人もおられました。
私は頼まれたから社長をやっている、自分の財産を赤字の穴埋めに使われるなら誰が社長を引き受けたりするものか、なんて声も聞こえてきそうです。
まだコミュニティFMの社員の方が、経営への危機感が強いかもしれません。
何しろ、会社がつぶれたら解雇され、路頭に迷うことになるからです。
社長の危機感と社員の危機感、このあたりのバランスも今後のコミュニティFMを考える一要素かもしれません。
とにかく、社長には会社がつぶれたら自分の人生もなくなるという危機感を感じていてほしいと思います。
その代わり、当たれば自分の人生はバラ色、億万長者の生活も夢ではないぐらいの企業であるべきだと。
多分、リスク管理という言葉は、そういう意識の上にこそあるのだと私は思ったりするのですが。


(PS)
コミュニティFMには日本政策投資銀行から、設備費用の40%が融資されるという制度がありました。
今も多分その制度は継続していると思うのですが、この融資には社長個人を連帯保証人にすることが義務づけられていたかどうか忘れてしまいました。
知っている方がおられたら、コメントしていただけると嬉しいのですが。
http://www.kanto-bt.go.jp/ai/gaiyo/sesaku/8-1.html