フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

レスポンス広告・4

ラジオ業界が生き残るためには、ダイレクトレスポンス広告を積極的に取り入れるしかないという意見があります。
BtoB型のビジネスモデルからBtoC型のビジネスモデルに変えていく必要があると言い換えることもできるでしょう。
スポンサーという、販売型のクライアントに依拠するのでなく、リスナーという消費型のクライアント(つまり消費者)から利益を得るという構造です。
確かにそうなると、インターネット・ビジネスと近くなるわけですね。
<放送する→リスナーが行動を起こす>、その過程の中に利益構造をどう見出すかの勝負かもしれません。
これだけのリスナーが聞いていますから、ここでスポットを打てば効果的ですよ、お客さんが集まりますよ(商品を買いますよ)と言っていたのがこれまでのラジオ。
その根拠はと聞かれて、あたふたしているのが現状でしょう。
聴取率で、今回のナンバー1でした、ほら、こういう層がこれだけ聞いていますという資料を出しても、今もその状況が続いているのかをどうやって証明するのでしょう。
人の心は日々変わっている、移ろいやすいというのが今のマーケティングの価値観です。
そんな2〜3ヶ月前の結果で、これからの消費行動を類推しろというのですか、と言われるのが落ちでしょう。
1クールずれるのです。
トレンディ・ドラマだったら、もう終わっていますよ。
3ヶ月も経てば、そんなのあったっけ、と言われかねないのがテレビの世界です。
ラジオは3ヶ月前の資料で、今を語るのですから広告業界から白い目で見られるのは仕方がないかもしれません。
レスポンス広告にしか、生きていく術はないというのも、以上の観点からすればわからない話でもないと思うのですが、皆様はいかがですか。
ラジオショッピングなんか、業者からぼったくられているという方もおられるでしょう。
名簿を安いスポット料と交換に持っていかれたとお怒りの方もおられるでしょう。
しかし、ラジオ側も、それを黙って見ていただけではないでしょうか。
今までと同じことをやっていたら何とかなるという時代はラジオには二度と来ません、多分。
コミュニティFMの方々のご意見など、またお聞かせください。