デジタルラジオその後２

KDDIの発表会の付帯資料にTFMの作った番組紹介があった。
３つのチャンネルがあって、それぞれ「AGGRESSIVE LIFESTYLE CHANNEL」「HIGH QUALITY CHANNEL」「NEWS　CHANNEL」というタイトルがついている。
番組もいくつか紹介されているが、個人的にはミュージックバード立ち上げの時に作ったコンセプトとオーバーラップするものが多そうだ。
放送マンが頭で考える企画というのは、多分このあたりが限界なのだろう。
もっと突き抜けた企画でないと、需要を喚起はできないと思うのだが、かといって、そんな突き抜けた企画を出すスタッフがTFMの周辺にどれだけおられるのだろうか。
デジタルラジオは、ラジオなのかテレビなのかという問いかけをされている方もおられるようだが、そのあたりを曖昧にしていては、番組内容もどっちつかずのものになるのは仕方なさそうだ。
デジタルラジオフォーラムでは、データ放送としてのサービスを提供するプランが主流のはずなのだが、今回の発表にはそれば全く反映されていないのは何故なのだろうか。
マックビジョンで使われていた手法とか、ミュージックバードのコンテンツ利用で終るなら、デジタルラジオに未来はないと危惧せざるをえない。
デジラジの成功を願っているものとして、本当に大丈夫？と問いかけたくなる今日この頃である。